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「マイコプラズマ肺炎」

幼児期後半から学童期の子どもがかかりやすい病気です。マイコプラズマという微生物の感染で起こる肺炎で、高熱や微熱が続きますが、全身の症状は比較的軽いのが特徴ですが、脳炎なども起こすので、油断ができません。

<症状>
38~39℃の発熱が4~7日続き、熱は出ても高くなく、微熱が長く続くこともあり、熱のわりには比較的元気があります。そのため、診断が遅れることもあります。痰のからんだ咳が長く続き、特に夜間や早朝に激しく咳き込む傾向があります。聴診器をあてても発見しにくく、レントゲン写真で初めてわかることがあります。
この病気も肺炎としては軽い方が多いのですが重症になることもあります。また日本の子どもの脳炎の原因の第5番目で毎年約30人の子どもに起きています。

<原因と特徴>
飛沫感染がほとんどで、ウイルスによく似た微生物のマイコプラズマに感染して起こる肺炎です。2歳以下の乳児よりも幼児期後半から学童期の子どもがかかりやすくなります。毎年地域的に小流行を繰り返すようになっています。2011-12年は流行しております。

<治療法>
適切な抗生物質で治療をします。しかし、最近は今まで使用してきた抗生物質が効かないことが多くなってきて、問題になっております。レントゲン写真で肺の影が消えるには2週間ほどかかり、咳はしばらく続きます。

<家庭でのケア>
処方された薬はきちんと飲ませ、家の中で安静に過ごさせます。伝染力が強く、人にうつす場合が強いので、症状があるうちは、他の子どもと接触させないようにしましょう。

<登園について>
元気であり、なおかつ医師から許可がおりれば、登園できます。


監修:薗部友良先生(そのべともよし)/日本赤十字社医療センター小児科顧問「VPDを知って、子どもを守ろう。」の会運営委員代表

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